中学生のとき、学校が嫌いになった
ちょっと素を出して、ふざけた事をしたら、それが原因で虐められた
勉強も嫌いになった
不登校になって、授業が遅れた
勉強内容が理解できないから、ますます嫌いになった
この世の全てが、つまらないと思った
なんて理不尽な世の中なんだと思った
周りの大人は、人に合わせろだの偉そうにするなだの
言うことを聞かせるのに必死で、肝心な本人の気持ちを一切
理解しようとせず、気持ちばかりを急かしているようだった
こんなんだから、日本はイジメも自殺もなくならないんだ…と
学生の自分は、ある意味では大人よりも大人びた考え方をしていた
しかし、解決方法を持ち合わせていない
人に頼らないと解決しないという考え方は、まだまだ子どもだった
中学2年までは、学校に行ったり行かなかったり
行ったとしても、保健室に登校するといった感じだった
そうこうするうちに中学3年に上がり
受験生として、やっていかなければいけない時期がやってきた
心の奥底では、学校なんてつまんねぇし行きたくねぇと思っていたが
クラス替えしたこともあり、心機一転して受験のために学校に通うようにした
ほぼ毎日通ってたと思う
いや、それで普通でしょ!って思うかもしれないが
中1~中2までの自分からしてみれば、大成長である
とは言え、周りの人間がクズしかいない学校では
どう頑張っても、通おうとは思えなかったのである
中学生のいつだったかは忘れた
知り合いに、大学の教授のおじさんがいた
自分は勉強を教えて貰いたいと思って頼んだ
先生はとても良い人だった
自分の人生の恩師だった
ボランティアで勉強を教えてくれた
ただし、条件としては
・学校に毎日通うこと
・何でも良いから得意な教科を見つけて、良い成績を収めるように努力すること
言われたことは、このくらいだった
お金とか報酬とかは、その先生には一切関係なかった
先生の考えとしては、将来優秀な人材になるであろう人物を育成する
というものだったのだろう
実際はよく分からないが、そんな風に考えていたんだろうなって思う
そして、最初に勉強の仕方を教わる前に
勉強の前準備を教えてもらった
その方法はこの記事に書いてるので、興味があればみて下さい
勉強の仕方も、簡単にではあるけど書いてます
先生のおかげで、なんとか勉強ができるようになった
例えるなら、補助輪なしでも自転車に乗れるようになった
高校受験はというと
公立高校の受験はハードルが高かったので
私学の高校を受験するようにした
色々な人の手助けもあって、受験に合格した
高校はもうほとんど、勉強も何もかも怖いものなしだった
ちょっと調子に乗ってたと思うけど、それはまぁ良いか、そういう時期もある
その後も先生の教えてもらったことを、活かしている
そのまま実行してない部分もあるが
それは独自の勉強方法ができるようになったんだと思う
先生は良く言っていた
「基礎学力」を固めなさいと
基礎学力がないと、ざるで水をすくうようなものだと
大学生には、小学生の割り算もろくに出来ない生徒がちらほらいて
それを先生は嘆いていたらしい
これは基礎学力が欠落しているからだと
大学1年目で基礎のやり直しの講義をするのが、時間の無駄だと考えていた
先生はもうこの世にいない
数年前に一通のハガキが送られてきた
突然のことで、よくわからなかった
色々聞きたいことあったなぁとか
話したいことがあったなぁとか気持ちがどんどん出てきた
先生は、自分に全部のノウハウを叩き込むつもりで勉強を教えてくれたらしい
感謝してもしきれないくらいだ
一生懸命、勉強に取り組んでる人達に幸運が訪れますように
ここまで読んで下さり、ありがとうございました